
キャラ原案が持つ不気味な雰囲気を活かしたいスタジオ側と
なるべく売れ線(ドレミとか)に寄せたい代理店側の意向が平行線で
なかなか方向性が決まらないまま2週間が経過した月曜日。
「わかった!この作品は妖怪人間ベムだ!妖怪人間ベムにしよう!!」
というPからの無茶なお達しが出た(ええ…)。
しかし自分には「ベム」と聞いて光明が見た。
時はさかのぼること2,3年前のある日、
なつかしの四面道。
安藤正浩氏の机横を通りかかると、安藤氏は何故か「ベム」の水彩イラストを描いていた。
「あ!妖怪人間ベムだ!! すげー!なんで安藤氏ベム描いてんの???」
「んんんーっ!なんかぁー今度DVD出るらしぃんだけどォォォ、
ジャケット描いたらBOXくれるって言うからさあぁぁぁー!
なんか描かされてんだヨォォォ!」
(この人はいつもイヤホンしてるので声が大きい)
「こんなのめんどくさいヨォォォ!」
などとこぼしつつも安藤氏は楽しげに色を塗っていた。
見るとベロはやんちゃなかわいらしい少年になり、
特におばさんキャラのベラは
安藤氏の手癖によりムチムチのとっても魅力的なセクシー美女になっていた。
とても感心したので、
雑談しながらしばらく横で観察して
いい物見たぜと目に焼き付けておいた。
その時に得た印象をヒントに
キャラ原案の不気味さを尊重しつつ可愛さを探って
「早く人間になりた~い」とか言いながら描いたのがエバ。


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