長い封印から解き放たれ歓喜に踊り狂う街。
そのイメージがようやく映像化できたのは
ビットワールドがサイバー空間を飛び出しリアルワールドにやってきてからであった。
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これを描く3年前、パワパフを見てコレだー!などと思っていた。
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近くは写実的に、
遠距離はカートゥーンスタイルでという
当時の640x480の画面での画面効果や労力配分を考えたコンセプトだった。



世界名作劇場などで美術監督をされていた井岡雅宏さんという人がいて彼の絵を生で見たことがある。
実物で見る絵の印象は荒いというか特に遠景に関しては雑にぼかして描いていて

なにが描かれてるのか良くわからないものであった。
それがセルと重なり最終的なフィルムになると情報量が整理され途端に人物が際立つという
実によく考えられた背景画であった。
男鹿和夫さんの背景なんかも、
例えばトトロの森とかの遠景は意外なほどベタ塗りで情報量が少ない。

逆にビットランド地下世界は奥までテクスチャーがびっしり貼り込んであって何か雑然とした印象があった。
なにかそういう知識というか経験的なものをCGに持ち込んで試してみて、

視聴者により印象に強く残るような画面構成にしようとなどと考えていた…と思う。